江戸川区東松本のI様邸にて行った
外壁塗装工事の様子をご紹介致します。
お問い合わせのきっかけは「瓦屋根の漆喰が剥がれているようなので点検してほしい。」とお問い合わせをいただき調査にお伺いしたところ、棟の漆喰が複数箇所剥がれており
漆喰詰め直し工事をご提案したところ「足場を組むようであれば外壁の塗装も併せて行いたい。」と、ご要望をいただいたのがきっかけになります。
以前から外壁のメンテナンスをご検討されていたという事でしたが、外壁の調査を行うと塗装が劣化しチョーキングが発生しており目地も傷んでいる状態でしたので外壁塗装工事をご提案したところ工事のご依頼をいただきました。
今回、外壁塗装工事に使用した塗料はエスケー化研のプレミアムシリコンになります。プレミアムシリコンはシリコン塗料ですがラジカル制御機能により塗膜の劣化速度を抑え、長持ちさせることで耐用年数を延ばすことが可能です。従来のシリコン塗料よりも耐久性が高く価格の面ではシリコン塗料と同等の塗料ですのでコストパフォーマンスに優れた塗料になります。色はI様のご希望で外壁とベランダの色を分けたいとの事でしたので標準色の中からSR-420とSR-414をお選びいただきました。
使用材料
外壁:プレミアムシリコン(SR-420・SR-414) 付帯部:クリーンマイルドウレタン(SR-163・クロ)
無料点検の様子です。I様邸の外壁はALC外壁になります。
以前から汚れが気になっていたという外壁面をご案内していただくと防水性の低下により汚れが付着している状態でした。
ALC外壁とは珪石、セメント、生石灰、発泡剤のアルミ粉末を主原料とし、高温高圧蒸気養生という独自の製法により作られた軽量気泡コンクリート建材です。軽さと強度、断熱製を持ち合わせた近代建築で多く使用されている建材となります。
ALC外壁は、塗膜で保護されており防水性や耐久性を保持していますが太陽光や紫外線、風雨や塵埃等の外的影響を受けていますので徐々に塗膜が剥がれて防水性が低下してしまいます。防水性が低下すると雨水を吸収しやすくなりますから汚れが付着してしまうのです。
外壁を手で触るとチョーキングが確認できました。
外壁は塗膜で保護されておりますが、太陽光や紫外線、風雨や塵埃等の外的影響を受けて塗膜が剥がれてしまいます。
塗膜が剥がれてきますと劣化症状として粉状になり、直接手で触ると手が外壁の色が付着します。この劣化症状をチョーキング現象と呼び、塗膜が剥がれてきている事を意味しますので塗り替えのサインになります。
チョーキングは塗料の劣化が原因になり、塗料に含まれている合成樹脂が分解され粉状になった顔料が表面に浮き出てくるので手で触ると粉状のものが手に付着するのです。
続いて目地の調査の様子です。目地も傷みが気になっていたという事で調査を行うと塗装の劣化によりひび割れが発生していました。
ALC外壁の建物で雨漏りのリスクが高い場所は、パネルの目地(継ぎ目)や外壁に発生したひび割れになります。
目地やひび割れ部分からの雨漏りの事例が多くあることから、ALC外壁はシーリングのメンテナンスも重要になります。
ALC外壁は定期的にメンテナンスを行う事でお家の寿命を延ばす事に繋がりますのでI様に調査のご報告をし、外壁塗装工事をご提案したところ工事のご依頼をいただきました。
外壁塗装工事の費用につきましては、総二階・25坪までですと税込657,800円から対応しております。
今回、施工させていただいたI様邸につきましては、外壁塗装工事・付帯部塗装工事と併せて税込1,58,000円になります。
使用する塗料や建物の形状及び施工範囲によりそれぞれ工事費用が異なりますので詳しくは私たち街の外壁塗装やさんまでお気軽にお問い合わせください。
施工の様子です。
外壁塗装工事では先ず高圧洗浄の工程から開始致します。建物の高所から行い、旧塗膜や汚れを除去するため高圧洗浄で丁寧且つ確実に洗い流していきます。
塗装工事では高圧洗浄を行わないと新しい塗料が密着せず、塗料の耐用年数に影響してしまいます。
高圧洗浄は水道水を使用しますが、専用の高圧洗浄機を使用しますので水圧はかなりのものになります。
最大で15MPa以上の水圧をかける事が出来ますので、外壁の状態を確認しながら水圧を調整し、付着している汚れや苔を綺麗に除去していきます。
洗浄作業の際は外壁だけではなくベランダの床や雨樋など洗浄できる部分は洗浄していきます。建物の高所から水圧を調整しながら洗い流し、全て洗浄が完了しましたら洗浄作業の工程は完了となります。
シーリング工事の様子です。先ずは、シーリングを充填する目地やサッシ廻りをマスキングテープで養生を行います。
養生を行うことにより目地やサッシ廻りのシーリング材による外壁の汚れを防ぐほか、真っ直ぐなラインが出ますので綺麗な仕上がりになります。
養生後は、シールプライマーの塗布を行います。シールプライマーはシール用の接着剤となりシーリングと下地の接着を良くする役割があります。
プライマーを塗らずにシーリングを充填してしまうと接着面の剥離や、ブリードを引き起こす原因となりますので忘れてはならない工程になります。
新しく充填するシーリング材はオート化学工業のALC用シーリング材のオートンCP-1を使用致しました。
外壁に使用するシーリング材は、屋外環境に強いシーリング材を選ぶことが重要になります。 オートンCP-1は塗装を必要とする外装用のウレタン系弾性シーリング材になります。硬化後は、柔軟な弾性体となるためALCなどの外装に負担が少なく、振動や変移に追従する性能を有します。塗料との密着性が良好で、またノンブリードタイプですので塗装後の汚染もほとんどありません。
シーリング材のオートンCP-1を充填する様子です。
外壁の目地部分に充填されているシーリング材は地震等の揺れの際にALCパネル同士の干渉を防いで破損させないための緩衝材の役割を果たします。また、雨水の浸入も防いでおりとても重要な部分です。
充填したシーリング材をヘラで均して仕上げていく様子です。
専用のヘラで中に空気が入らないように押し込みながら均していきます。シーリング材を均していきましたら固まる前にマスキングテープを剥がします。
シーリング材が完全に固まってしまうとマスキングテープを剥がす際にシーリングが固着してしまい綺麗に剥がせなくなってしまいますので手際よく作業を進めます。
下塗りに使用した塗料です。
中塗り・上塗りにエスケー化研のプレミアムシリコンを使用致しますので下塗り材はエスケー化研の水性ソフトサーフSGになります。
水性ソフトサーフSGは水性から溶剤形まで各種上塗材に優れた密着性を示し、耐久性の高い保護層を形成します。
下塗りの様子です。
外壁塗装工事は主に下塗り、中塗り、上塗りの3回の工程で塗装を行います。
下塗りの工程は外壁に仕上げ塗料を密着させる重要な役割を果たします。
下塗りの工程は外壁塗装工事の仕上がりを左右すると言っても過言ではありませんので専用のローラーや刷毛を使用して丁寧に作業を進めていきます。
中塗り・上塗りに使用した塗料です。
中塗り・上塗りに使用する塗料はこちらもエスケー化研のエスケープレミアムシリコンになります。
シリコン塗料ですがラジカル制御を行うことにより従来のシリコン塗料よりも耐久性が高く価格の面ではシリコン塗料と同等の塗料ですのでコストパフォーマンスに優れた塗料になります。
色はI様のご希望により、外壁とベランダの色を分けたいとの事でしたので標準色の中からSR-420とSR-414をお選びいただきました。
中塗りの様子です。
下塗りの工程が終わりましたら十分に乾燥させ中塗りの工程を行います。
専用のローラーで塗布していき、細かい部分は刷毛を使用して丁寧に塗っていきます。メインの外壁の色はSR-420でベランダ部分はSR-414になります。
上塗りの様子です。
中塗りの工程後、仕上げ塗りの2回目の上塗りを行い塗膜を厚く強固なものにします。
中塗りと同じ塗料を塗っていきますので塗りムラが無いように丁寧に仕上げていきます。塗料メーカーでは殆どの塗料の仕上げ塗りを2回行うように指定されています。メーカーが指定した回数を塗らないと色褪せも早くなりますし、耐用年数も短くなります。
外壁以外の付帯部塗装にて下地調整をする様子です。
外壁塗装工事を行なう際には外壁以外の付帯部と呼ばれる雨樋等の塗装も行います。
建築資材の殆どは塗膜で保護されておりますので付帯部も塗装する事により耐久性の保持に繋がり、美観の維持にも繋がります。
付帯部の塗装では、先ず下地調整を行い、雨樋などを塗料の密着性が良くなるように表面に凹凸の傷を付ける目粗しを行います。雨戸・戸袋などの鉄部は汚れや錆を落とすケレン作業を行います。
付帯部を塗装する様子です。付帯部の塗装は2回塗りになります。
下塗りの上に仕上げの塗装を塗りムラの無いように行い綺麗に仕上がりました。
付帯部塗装にて使用した塗料はこちらもエスケー化研のクリーンマイルドウレタンになり、色はブラックになります。
全ての塗装が終了致しましたら、塗り残しが無いか確認しながらタッチアップを行います。また、塗料が飛散したり跳ねていないかの確認もしっかり行います。
最終確認が終わりましたら、お客様お立会いの元、ご一緒に確認をしていただき外壁塗装工事が完了となります。綺麗に仕上がりましたので大変満足していただけました。
私たち街の外壁塗装やさんでは、無料点検にてお住まいの状態を確認して、最適な補修や塗装をご提案致します。調査・お見積は無料になりますのでお気軽にお問い合わせください。
記事内に記載されている金額は2024年04月26日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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